社内報 Vol.14

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社員インタビュー

秦 暢宏
はた のぶひろ

店舗豊橋向山店

役職店長/ハウスエージェント

夢のおてつだい、豊橋向山店の店長を務める秦暢宏は、自他共に不動産の仕事を愛していると認められる人物だ。東京で営業マンとしてのキャリアを積み、夢のおてつだいに入社。今では営業の仕事をこなす傍ら、豊橋向山店の店長として会社の成長を牽引している。周囲からの信頼も厚い秦が、これまで歩んできた軌跡、そして今の仕事への想いを聞いた。

大学在学中に知った不動産の面白さ

 東京の大学に進学した秦が不動産と出会ったのは、大学在学中に何気なく始めたアルバイトだった。アルバイトを始めてからは不動産の魅力にどっぷりとはまり「大学には全然行かなくなった」というくらい、のめり込んだ。在学中に宅建士の資格を取得。卒業後もそのまま知り合いの不動産会社に営業マンとして入社した。
「この仕事は好きでなければやれないですよ」
 そう笑いながら話す秦。東京で入社した会社では世田谷・目黒など都内でも高級住宅街として知られるエリアを担当し、20代前半で億単位の仕事を担当できることに驚きを覚えた。
「恵まれていたのでしょうね。当時はトップセールスマンの近くで仕事をさせてもらって、彼らの営業スタイルや仕事への姿勢などを間近に見られました。とても刺激的な日々でしたよ。私が担当していたのは、物件単価も高いエリアだったため、お客さまの質も良く、お客さまにも随分育てていただきました」

売れる営業マンほど時間を無駄にしない

 秦が東京で不動産営業の仕事をする中で気付いたのが、売れる営業マンは、お客さまの時間を無駄にしない営業スタイルが確立されているという共通点だった。必要な情報を簡潔に無駄なくお客様に伝えられる。そして短時間でも事務的なやりとりで終わるのではなくお客さまとの距離を縮めて人間関係も築ける。そんな営業マンほど、営業成績が伸びていた。
「一人で担当できる物件数には限りがあります。お客さまも忙しい時間の合間に家を探しに来ています。だからこそ、お客さまの貴重な時間を無駄にすることなく欲しい物件にたどり着けるようお手伝いできるかどうかが大切だと学びました」
 一人の営業マンが使える仕事の時間は、残業するかしないかの差こそあれ、ほぼ変わらない。同じ時間の中で、こなせる案件数が増えればそれだけ成績も伸びる。早いうちからこうした営業スタイルに気づき、トレーニングを重ねてきた秦だからこそ、今の姿があるのかもしれない。

効率の良さが求められる仕事

今、秦は平均して20案件ほどの商談を同時に進めている。そんな秦曰く、お客さま一人一人の細かい要望をしっかり把握し、顧客管理していくことは「大変だ」と語る。
「もちろん周囲にサポートしてもらいながらではありますが、夢のおてつだいでは営業とその後の契約から決済までの業務を、一人の営業マンが一貫して担当します。他の不動産会社は、営業と業務の仕事が完全に分かれているのが一般的。私が以前働いていた会社でもそうでした。ところが、夢のおてつだいでは営業から決済まで一人で“全部やる”スタイル。大変かって?そりゃあキツイですよ。でも、おかげで今まで以上に効率を求めるようになりましたね。以前はタスクやスケジュール管理もアナログでしたが、今ではできるだけパソコンなどを使い、より効率のいい仕事ができるよう心がけています」

いい仲間に恵まれ今がある

 営業マンとして夢のおてつだいに入社した秦にとって、今の店長という立場は入社当時、想像すらしていなかったと言う。
「地元に戻り夢のおてつだいに入社した際に、実は『管理職はなりたくない』と言っていたんです。不動産営業という仕事は、常に前線に立つことができます。物を作ったり家を建てたりはしませんが、営業も一種の職人のような仕事だと思うんです。だからこそのプライドもありました。それがあれよあれよと言う間に管理職。戸惑うことばかりでしたよ」
 そんな秦に店長になった今、どんなことを感じているか聞いてみた。
「私はハウスドゥ!の店長の中で一番ちゃんとしていないというか、仕事の管理が下手だと思うんです。もともと頭が営業モードですから、みんなをまとめるとか、人を育てるとかそういう発想がなかったんですよね。今でもまだまだですが、店長になったばかりの頃は『今のやり方ではダメだ』と正直に指摘してくれた、伊藤部長の存在は本当にありがたかったです」
 秦よりも半年前に入社したばかりだった伊藤と秦は、営業マンとしても競い合い、お互いを高め合ってきた関係だ。秦がお客さまと面談をしているとき、隠れて商談を聞いている伊藤の姿は今でも印象に残っていると秦は語る。
「一緒に新幹線を待つ間、ホームで営業のロープレをしたこともありました。常に成長しようという伊藤の仕事への貪欲な姿勢は刺激的だったし、自分の成長にも繋がったと思います。入社して2年目くらいかな、伊藤に営業成績で負けてしまったときには本当に悔しかったですよ。でも、努力してきた姿を知っているからこそ彼を尊敬しています。私は今営業の現場に残っていますから、負けて悔しかったという気持ちを糧に、営業としてもまだまだ成績を上げていきたいですね」

一人でやれることは限られているから

「今一緒に働いている若いメンバーには、周りから目標とされるような存在に育って欲しいなと思っています。そんな風に考えるようになるなんて2年前の自分からは想像もつきませんが……」
 そう語る秦の考えが大きく変わったのは、周りが黙ってカバーしてくれていたことを知らされたときだった。会社の規模が大きくなった今、一人ですべての仕事をこなすことは不可能に近いし、一人でできることは限られてくる。いい結果を残したいと思ったら、周りと一緒に仕事を進めていくことは欠かせないことだったと気付いた。
「営業マンとしての伸びしろは、私よりも若いメンバーたちの方が当然大きい。だからこそ、会社の成長のためには、若い世代の成長が欠かせません。豊橋向山店はおかげさまで売り上げも伸びていますが、それは一人ひとりがお互いに力を出し合いながら仕事ができているからだと痛感しています」

目の前のことを全力で取り組む

 秦の想像を超えて、この5年で大きく成長を遂げた株式会社夢のおてつだい。
「正直、5年後に夢のおてつだいがどんな会社になっているのか、どこまで大きくなっているのかは想像がつきません。ただ自分にできるのは羽目を外さないように、目の前のことを全力で取り組む。それだけです」
入社から5年。秦にとって、夢のおてつだいは今までで一番長く働いている会社となった。店長になった今、秦が導き出した成長への道筋は、不動産を愛し、仲間とお客さまを大切にしていくことに他ならない。不動産を誰よりも愛する一人の営業マンとしての姿を貫きながらも、新たなステージを模索しながら進む秦の成長は、株式会社夢のおてつだいの成長へと繋がっていくことだろう。

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