社内報 Vol.10

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社員インタビュー

品川 博文
しながわ ひろふみ

店舗豊田大林店

役職店長

「お客様が本気だからこそ、こちらも真摯に向き合うことで結果が返ってくる。それが今の仕事だと思うんです」
7月にリニューアルオープンしたばかりのハウスドゥ豊田大林店の店長として新チームを率いる品川博文は、そう穏やかに語る。全く未経験の不動産業界に足を踏み入れ、入社わずか3年目にして会社の新たな道筋を決める可能性を秘めた店舗を任される立場になった今、品川が仕事にかけてきた想いとこれまでの軌跡に迫る。

入社からわずか1年半で店長職に

3年前の6月に入社。その後わずか1年半で豊田逢妻店の店長にまで上り詰めた品川は、以前は医薬品の営業職として働いていた。夢のおてつだいに入社したのは、不動産業界で働く先輩からの「一緒にやってみないか?」という誘いだった。
入社前に宅地建物取引士の資格こそ取ったものの、全くの異業種である不動産業界は驚くことも多少ならずともあった。
「以前の仕事は訪問販売がメイン。ニーズのないところにニーズを作り上げる営業スタイルだったんです。だから、お客様の方から家や土地が欲しいと来店いただける不動産営業は、今でも戸惑いを覚えてしまいます。お客様から『ありがとう』と言ってもらえる仕事なんて、なかなかないですよね」そう照れくさそうに笑いながら語る姿からは、決して自分の力を過信せず、今置かれている状況と結果を謙虚に受け止める品川の姿勢が垣間見える。
実家が飲食業を営み、小さい頃から家に帰ると知らない人がいる環境に置かれてきたことから、もともとお客様と話す時間が好きだった。その性格・生い立ちに加えて自分自身を、ポジティブで状況や結果に合わせて営業スタイル・アプローチを変えられるのが強みだと語る品川だが、それだけでは彼が残してきた実績の理由の説明としては少々足りないだろう。

お客様が本気だからこそ責任は重大

ここで、品川の人柄を表す一つのエピソードがある。ハウスドゥ豊田逢妻店を訪れた20歳のお客様は、来店当初、職場から少し離れた場所にある中古のデザイナーズ住宅の購入を検討していた。
「価格としては、お客様が最初に希望された物件の方が高かったんです。売上を求めようと思ったら、そのままご契約につなげれば良かったのかもしれませんが、もっといい物件があると私自身は感じました」
そう語る品川は、価格こそお客様が最初に希望した物件よりも安いが、部屋数が多く新築、そしてお客様の職場から近い物件を紹介した。
「お客様の人生を左右する選択だからこそ、責任は重大だと感じています。何よりも、お客様が若いとついつい親のような立場で考えてしまうんですよね」
金額が高い・安いではなくお客様の将来を本気で考えて最適な選択をしてもらいたいというのが、品川の営業スタイルだ。お客様が気づかないニーズを会話の中でどう読み取り、提案するのか。購入して終わりではなく住み始めてからが大切だからこそ、数字を追い求めながらもお客様にとって最適な解答を提案していく。
「夢のおてつだいの経営理念にも『あなたから買ってよかった』という言葉がある。売上を伸ばす、という観点からは一見遠回りのように見えることかもしれませんが、着実に結果につながる考え方だと思うんです」

結果で示した恩返しの気持ち

2017年2月に正式に豊田大林店のオープンが決まり、新店舗の店長に抜擢された品川。オープンの決定から実際に開店するまでの準備期間は約5ヶ月間たらず。短い準備期間を経ての新店舗オープンは、それだけでも大変な仕事だ。普通の人間であれば、新しい事業や仕事による忙しさを理由に、これまで取り組んできた仕事の数字が落ちても「仕方がない」と甘えてしまうことだろう。だが、品川は違った。豊田大林店開店直前の2017年6月。彼はチームとともに豊田逢妻店の過去最高の売上数字を記録したのだ。
「社長が自分を信じて新店舗の店長に抜擢してくれた。ここまで成長させてくれたのも豊田逢妻店の、そして社長や周囲からの期待と信頼があったからこそだと思うんです。だからこそ、これまでにない最高の結果を『恩返し』として残したかった」
品川なりの恩返しは、誰もが認める数字という形で示されたのだ。

新チームへの期待

品川も含め、営業メンバー5人でスタートする豊田大林店はパワーホームゆめ愛知の良さを伝える店舗設計が特徴だ。夢のおてつだいが手掛けてきたハウスドゥの店舗での営業スタイルとはまた違った戦略が必要だ。豊田大林店では月売上1000万を切らないことを目標として掲げている。新体制で商品としても魅力あるパワーホームの良さをしっかりと打ち出し、売り上げにつなげていくためにはメンバー間の連携が欠かせない。
「チームには、ナンバー2を担えるメンバーが2人いる。ぜひこの2人が互いに競い合って、レベルを高めあってほしい。新入社員も2人加えている。豊田大林店でゼロから店舗のカラーやスタイルを作っていける経験はなかなかない。彼らにとっても成長のチャンスだからこそ、頑張ってほしい」
チームメンバーの中には、品川よりも社歴が長いメンバーもいる。そんな中でチームを作っていく上では、お互いに意見を言いやすい関係性が何よりもありがたいという。

品川の挑戦はこれからも続く

入社した3年前には想像すらしていなかった、店長という重要な役割を担ってきた品川。そして今回抜擢された豊田大林店という新店舗での体制づくりと「月1000万円」という売上目標。品川の挑戦はこれからも続く。
「お客様が気付いていないニーズを探り、提案する。一番大切なこの核を忘れないようにしながら、豊田中央店と豊田大林店、この2つで豊田市の不動産仲介事業を制圧したい」
穏やかな語り口の中にも、隠しきれない情熱が溢れる品川が、これからどう新店舗を率い、夢のおてつだいの会社の成長を引っ張っていくのか楽しみだ。

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