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社員インタビュー
山佳 永吉
やまが えいきち
店舗
役職代表取締役
株式会社夢のおてつだいの代表取締役社長を務める山佳永吉は「お客様も社員も幸せになれる。そんな会社を目指している」と理想を語る。
お客様から選ばれる“人”になるために
住宅は、多くの人にとって一生に一度の高い買い物である。そのため、購入を予定しているお客様の多くが複数の店を回り、慎重に選ぶ。では、何を決め手に購入するのだろうか?
「決め手は“人”でしょう。同じ物件を案内されたとして、最終的には担当者の人間性を見て、どの会社から買うかを決める。だから、入口は物件であっても、出口は人。それを常に心がけて、接客をすることがとても大切です」と語る。
お客様に、この人から買いたいと選んでもらうために一番重要なのは担当者の「笑顔」。そこで90%が決まると山佳は考えている。第一印象の影響は大きく、それを覆すのは困難だ。お客様をお迎えする時は必ず笑顔で、真摯に接する。そうすることで、自然と周囲からもお客様も、信頼される人物になれるのだ。
コミュニケーション能力を重視する
「ベテランは部下に対する思いやりがあり、若手は意欲にあふれている社員が多い」と、山佳は社員について高く評価している。これから共に働きたい人物像としては、報告がしっかりできること、コミュニケーション能力がある点を重視している。仕事をしていれば、結果が良い時も悪い時もある。「結果が思わしくなかった時も、必ず正確に報告してほしい。正直で、コミュニケーション能力の高い人と仕事をしていきたい」という。
そして上に立つ人間には必ず、社会生活において他者と円滑に意思の疎通が行えるコミュニケーション能力が必要だと考えている。
ベテランの社員に対しては、自分の売り上げのみを追求するのではなく、後輩の育成にも力を入れてくれることを期待している。若手を指導するベテラン社員たちに、今後の会社の成長がかかっているのである。
若手社員には「もっと頑張って先輩を抜いて、幹部になってほしい」と期待する。若手の幹部候補が、あと数年のうちに出てくるのでは、と期待を寄せている。
共に苦難を乗り越えた仲間たちへ
会社を立ち上げてから現在まで、数々の苦難を乗り越えてきた山佳。社員に救われたことは何度もあった。中でも特に忘れられない出来事があるという。それは、ハウスドゥ加盟後に、社員の半数近くが退職した時のことだ。「退職します」と1人の社員が言うと、その言葉は、まるで伝染するように周りの社員へ広がっていった。結局、13人いた社員は6人まで減ってしまう。残った6人で、2店舗を必死に切り盛りした。人手不足を補うため、朝早くから夜遅くまで働き、売り上げを上げるために懸命に踏ん張る日々。
「またここから始めよう。頑張っていこう」と、辛い状況の中でも、皆でそう誓い合った。やがて窮地を脱し、再び増員して会社の立て直しを成功させたのであった。
「あの時、共に頑張ってくれた彼らの活躍なしに、今はない」と語る山佳。その言葉には、良き社員との縁に救われた山佳の深い感謝がにじみ出ていた。
山佳が見据える、今後のビジョン
会社は復活を果たし、着々と成長を続けてきた。山佳は「2019年度までに、確実に10店舗まで拡大したい」と今後のビジョンを明確に描いている。新築からリフォームまで需要を掘り起こし、一人のお客様から多くの仕事を受注できるようにしていきたい。
売り上げについては、夢のおてつだいと山豊工建連結40奥苑という現在の実績を踏まえ、2019年度は60~70憶円を目指していきたいと意気込んだ。
これから会社を発展させていくために社員に伝えたいこと、仕事において重視するスキルとは何か。山佳が胸に秘める想い、信念に迫っていく。